Tebisを用いて、ロボットを問題なく製造工程に組み込むことができます、Tebisは全ての加工タイプのロボットをサポートします。最初からバーチャルのロボット(バーチャルモデル)でプログラミングするため、再計算などによる予想外のことにびっくりすることがなくなります。なぜならTebisは、ロボットのNC制御ファイルを直接出力するからです。こうして回り道することなく、CADファイルからロボット用のプログラムを作成することができます。
Tebisを用いて、6軸ロボットなど、あらゆる技術で加工することが可能になります。場合によっては、位置決めや製品の方向決めのために追加リニア軸、あるいは回転/旋回テーブルを用いて加工することもできます。こうして、マシニングセンタと比較するとよりお手ごろで場所をとらない産業用ロボットを簡単に使用することができます。簡単に切削できる素材の加工、仕上げ、研磨そしてバリ取りなどのための使用が考えられます。さらにレーザー加工やウォータージェットカット、そして表面のピーニングなどといった新しい技術も実現することができます。
Tebisを用いて、直交座標系のマシニングセンタの場合と同じように簡単に、ロボットのプログラミングを行うことができます。Tebisに搭載されたバーチャルの機械技術により、プログラミングの段階から、ロボットの実際の動きを確認することができます。コンポーネントと、場合によっては追加ユニットの配置、そして開始軸の設定に続いて、後はユーザーの簡単な操作のみで、ロボットが必要なあらゆる情報を含んだインテリジェントなNCパスをTebisがを算出します。その際ロボットの単数の点は自動で回避されます。さらに、ロボット全体を確認しながら、加工をインタラクティブに最適化することができます。
ロボット技術が完全にCAD/CAMの環境に統合されているため、Tebisによるプログラミングは特に簡単です。機械ライブラリ-も、ジョブ管理も、あるいはシミュレーションやNC出力も全てロボットに対応しており、どこかで追加のソフトウェアが必要となることはありません。NCファイルは直接、制御形式で出力されます。
あらかじめ考慮されてはいるものの、最後にもう一度加工全体をシミュレートし、全ての加工領域における干渉およびリミットオーバーを確認することができます。TebisのCNCシミュレーターが、多くの分析機能および最適化機能を駆使して、最高に確実なプロセスを保証します。最後に、ロボットが必要な全ての情報を備えた、干渉保護されたNCパスが出力されます。
Tebisを用いたロボット加工で、珍しいソリューションも実現可能となります。例えば、アームロボットでワークをスピンドルや加工ユニットに運ぶことができるようになります。あるいはワークを複数のロボットで同時に加工することも可能です。