同時5軸加工は、他の切削技術とは異なり、迅速かつ効率的に、高品質のサーフェスを製造します。TebisのCAMソフトウェアを用いることで、お客様の貴重な高性能加工機の可能性を最大限に活用できます。多軸加工でも、干渉することなく非常に簡単にプログラミングし計算することができます。工具摩耗が少なく、傾斜方向をチェックしたツールパスが自動的に生成されます。
位置決め軸を使って多面加工するのか、同時5軸加工するのかは、具体的な加工タスク、製品形状の複雑性、そして加工機の軸構成によって変わってきます。
同時5軸加工を行う価値があるのかどうかまだ悩んでいますか?あるいはもう既に多軸加工機を導入しており、加工機の可能性をもっと活かしたいとお考えですか?もしそうなら、実は同じ状況の方が大勢いるのです。ある調査結果によると、回答者のうち62%が、多軸加工機の能力を最大限に利用できていないと感じています。
私たちは、同時5軸加工を行った場合の長所と短所を比較しました。技術記事をぜひご覧ください。
Tebisの特別な強みは加工機のタイプ、加工する形状、加工タスクに応じて、加工機や工具の動きを個別に調整できる点にあります。例えば各軸を一定角度で固定したり、リード角の利用、ベクトル方向の定義、ガイド要素の使用などが可能です。
Tebisのメリット:
機械動作をインタラクティブに最適化する機能は、同時5軸加工の製品ソリューションに最初から内蔵されており、追加モジュールは不要です。
設計データを追加する手間をかけることなく、傾斜軸および回転軸の動きを制御できます。例えば、傾斜軸を完全に固定し、回転軸の動きを2つの角度間で補間できます。加工方向およびツールパス方向への補間が可能です。
同時5軸サーフェス仕上げ加工では、ガイド要素を用いて加工軸方向を体系的にコントロールできます。指定方向に応じて、ピッチ方向とガイド要素方向あるいは加工方向とガイド方向の間で補間されます。最初の例では工具方向が加工方向に、2つ目の例ではピッチ方向に一定に保たれます。または両方を使用し補間することも可能です。
さらに全ての場合において、リード角を指定できます。リード角のある工具は、常にツールパスの切削方向に移動するため、最適な切削条件が保証されます。
加工領域上にベクトルを指定します。選択したベクトルによって、工具の動きが定まります。プログラミング中から工具の動きを最適化することができます。傾斜方向のプレビュー機能を使って傾斜軸を確認し、インタラクティブに調整可能です。
同時5軸加工の干渉回避の場合、位置決め軸を固定した3+2軸加工プログラムから、最適な傾斜位置の同時5軸加工プログラムが自動的に作成されます。
干渉回避に最適な機能です。干渉箇所は計算中に認識され、同時5軸動作で回避します。機械形状および加工機ヘッドの形状も完全に考慮されます。
これにより、例えば電極や深溝のある製品でも、短い工具を用いて最適に加工することができます。
経験の浅いユーザーでも、数回のマウスクリックのみで干渉を回避した複雑なCAMプログラムを作成できます。
Tebisは同時5軸加工向けツールパスのNCプログラミングを簡単に習得できます。これは3軸加工のプログラミングとほぼ同様です。以前に3軸加工のプログラミングを行ったことがあるTebisプログラマーは、すぐに同時5軸加工のプログラミングを習得できます。
Tebisには、同時5軸加工のツールパスを作成するための機能が数多く含まれています。全ての機能は特定の加工タスクに合わせた仕様となっており、実際に必要とされるパラメーターのみが含まれています。