新リリースの核心となるTebis スマートOPSテクノロジーにより、Tebisソフトウェアで直接CAD/CAMプロセスを大幅に自動化できるようになりました。– ユーザーが対応すべき設計および生産計画に係る様々なタスクが著しく高速化および簡易化されます。そしてこれらはいつでも再現可能です。
Tebisの加工機能も大幅に改善されました。例えば機械の移動動作をより効率的に制御できるようになり、これにより全体の機械稼働時間が短縮され工具寿命も長くなります。
さらにデザインおよびリバースエンジニアリングに係る様々な機能もより高度に自動化されました。
Tebis 4.1 Release 10 は今年の秋に発売予定です。
単純な部品か非常に複雑な部品かに関わらず、全ての加工タスクにおいて多くのタスクが繰り返し行われます。
Tebis スマートOPSテクノロジーを用いると、高性能なテンプレートにより完全に自動化可能な、インテリジェントで高度に連携したCAD/CAMオペレーションを実行できます。
メリット: 高品質および最大限のフレキシビリティは維持したまま、簡単な操作性、より優れた効率そして最大級のプロセスの信頼性を実現。
完全に自動化可能なプロセスステップの例:
Tebisの全てのモジュールをスマートOPSテクノロジーに適用できます。スマートOPSは、各企業ごとに異なる特殊なタスクに応じて正確に適応可能です。お客様が集積してきた製造ノウハウが、高性能なライブラリーにインテリジェントに整理されます。製造がよりスマートでスピーディーになり、将来性も保証されます。
すでに多数のプロジェクトパートナーがこの新技術を採用しています。トルステン・フィードラー自動化プロジェクトマネージャーのコメント:
「われわれのプロジェクトパートナーが声を揃えて強調するのは、特別なスクリプト作成あるいはプログラミングの知識なしで、使い慣れたCAD/CAM環境においてTebisスマートOPSテクノロジーを完全に構築することができる点です。この点においてTebisスマートOPSテクノロジーは競合商品との差を見せつけます。また、CAD/CAMプロセスフローをいつでも柔軟に調整可能な点も非常に好評です。ユーザーはウィザード方式で各プロセスステップを案内され、必要に応じて適宜介入します。パラメトリック手法となっているため、フロー全体を簡単でスピーディーにアップデートすることができます。」
TebisスマートOPSによる自動化が差をつける。
端部の加工残り量を防止し、トリムエッジを保護して最適な加工結果を実現させるためには、スカルプチャーサーフェスの接線連続を延長しなければならな場合があります。Tebisではこのタスクを自動化してスピーディーに実行できます。
ここでも、Tebisのパラメトリックソリューションがいかに製造現場の実情に即したものであるかが示されます。仕上がった結果はインタラクティブに調整可能で、マウスクリックにより全体がアップデートされます。
メリット:
より高度な自動化およびフレキシビリティを実現させるため、自動選択要素が拡張されました。このほどCAM要素と同様、要素タイプや色などといった特定の基準に基づいて、CAD要素をフィルタリングし、後続する機能でこれをそのまま使用できるようになりました。
これを新しいスマートOPSテクノロジーと組み合わせることでも、大きなメリットがもたらされます。当社の例においてはスマートOPSが、加工方法ごとに製品をインテリジェントに分割します。対応する要素にはさらに、自動的に適切なNCジョブに割り当てられます。
メリット:
ワイヤーフレームがリバースエンジニアリングのベースを構築します。
Tebisを用いて、スキャンしたデータセットを基にしてワイヤーフレームを高度に自動で効率的に作成することができるようになりました。作成されたワイヤーフレームは、後から手動で自由に最適化することができます。
メリット:
同時5軸加工向けツールパスのプログラミングがさらに大幅に簡易化されました: カーブを選択すると、それに対して垂直になるようにツールの向きが計算されます。さらに、切削条件をより改善させるために角度を定義づけることもできます。
また、全ての同時5軸加工の機能において機械のリトラクト動作をTebisから直接正確に制御できるようになりました: 早送りあるいは送り速度でリトラクトすることができ、機械のタイプや制御方法に応じて最適にリトラクト動作を調整できます。
メリット:
粗取り加工の機能がさらに改善されました: 最適化された位置決め動作で、特に大型の製品において非常に高い材料除去率を実現可能なハイフィードカッターを、工具摩耗にさらに配慮してより効率的に投入できるようになりました。
複合粗取りオペレーションの新しいオプションにより、長い工具寿命および最大20%まで高速化した機械加工が実現されます: 粗取り加工において、領域の縮小機能で加工前に特定の領域を加工から除外すると、それに続く加工において追加のフィルタリング機能でより正確に制御可能になります。
メリット:
Tebis を用いると、リニア軸が同期化しないマシニングセンタも完全に制御できます。干渉の可能性がある場合、自動で安全な高さに接続パスが作成されます。こうして古い3軸マシニングセンタも最大限に活用することができます: 機械は最大速度で動作します。
メリット:
Tebis のユーザーはさらに、フリーフォームフィーチャーの加工においてもより高度な自動化によりメリットを享受できるようになりました。ルールドフィーチャーを加工する場合と同様、工具を選択する際に干渉の可能性がある場合には工具を自動でより長い工具と交換すべきかどうかを指定できるようになりました。あるいはこれまでのように、ユーザーが手動で干渉チェックを行うこともできます。
さらに、自動化されたCAMプログラミングのためにフリーフォームフィーチャーをより簡単に準備できるようになりました: インタラクティブに分離、接続そして分解できます。
メリット: